「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」の作り方と使い分け方法

「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」の作り方と使い分け方法

程よい酸味が口直しとなり、主役を引き立てる酢の物。和食では欠かせない一品です。酢の物ときくと、りゅうりやタコの酢のものを思い浮かべますが、お酢を使った料理のバリエーションはこのほかにも多数あります。酢の物といってもどれも同じではなく、お酢をつかった調味料は、お酢に加えるものの分量などで「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」といろいろあります。しかし皆さんはこの「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」それぞれの違いはご存知でしょうか。これらの違いをおさえた上で料理に取り組めば、あなたも料理上手になること間違いなし!「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」の作り方と使い分け方法をお伝えします。

参照元:cookpad.com

従う手順:
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三杯酢とは

もともとは「酢」「醤油」「みりん」を1杯ずつ計3杯で調合したことに由来して「三杯酢」と呼ばれています。ただ、現在の調合比は、酢:2、みりん:2、醤油1が一般的です。また、最近では家庭で本みりんが使用されることが少なくなったため、みりんを使わず、酢:3、醤油:1、砂糖:2で調合されることも多くなってきています。魚介類や野菜、ところてんにもよく合います。から揚げにしたカレイや鯛、鯵などを漬け込んで南蛮漬けにしてもおいしいです。お酢には酸化防止の作用もあるので、おかずの作り置きにも大活躍です。

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二杯酢とは

二杯酢は、本来は酢と醤油を同量調合してつくる調味料です。三杯酢と同様、盃で1杯ずつ計2杯で調合したため「二杯酢」と呼ばれています。ただ、こちらも現在は、酢:3、醤油:2の割合で合わせることが多いです。ワカメやキュウリなどの酢の物や、サラダなどに使われます。三杯酢と異なる点は調合比率もそうですが、「みりん」が入っているかどうかが一番の違いです。みりんには甘みが入っています。そのため、甘みも出したい場合は「三杯酢」を使い、甘みを出さずにコクを出したい料理には二杯酢をつかうといった風に使い分けます。

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甘酢とは

甘酢は酢に砂糖と塩を加えた調味料です。比較的どの料理にも合う配合は、酢:3000ml、砂糖:大匙8、塩:小さじ2の割合です。ひと煮立ちすることで、お酢のきつい酸味が飛び、まろやかになります。アレンジも自在で和食はもちろん、中華料理やイタリアンにも使えます。三杯酢よりは甘い調味料になります。南蛮漬けや酢豚、天津飯などに用いられます。また、野菜と甘酢をあえてしばらく置いておくと「甘酢漬け」になります。大根やニンジンなどお好きな野菜で簡単に甘酢漬けを作ることが出来ます

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お酢の魅力

お酢は上手に料理に取り入れることで、さまざまなメリットがあります。まず、お酢には減塩効果があります。お酢で酸味を利かせることにより、素材のうまみが増し、塩分を感じやすくなるのです。さらに加熱することで酸味が和らぐので、お酢が苦手な人にもおすすめです。お酢を入れることによりお料理のコクも増します。さらにお酢には疲労回復効果もありますし、抗菌効果により腸内の有害な細菌を減らして、腸の活性化にもつながります。また、腸内だけでなく口の中や消化器官の雑菌の繁殖も防ぎます。その他、高血圧の予防や食欲増進、冷え症の解消にも効果があるといわれています。特に夏の時期にはどうしても、暑さで体力が弱ったり、食事に関しても食中毒等が気になりますので、積極的に料理に取り入れることをお勧めします。煮物などにもお酢を加えると小魚の骨やお肉が柔らかく仕上がります。どうしてもお酢の酸味が気になるという方は、より酸味がまろやかな米酢を使ってみるとよいでしょう。また、火を通すとお酢の酸味が飛ぶので食べやすくなります。最近はお酢のドリンクも多数市販されていますが、まずは「三杯酢」「二杯酢」「甘酢」を使って、お酢を食生活に取り入れていきましょう

参照元:prachata3.info

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