メレンゲ(フランスメレンゲとも言われています)は、「卵白、砂糖、塩少々」、たったこれだけの材料でできる、とっても美味しいクリームです。ほかに、フランスメレンゲにシロップを加えて泡立てたイタリアメレンゲ、湯せんにかけて泡立てたスイスメレンゲ(湯せんにかけて泡立てたもの)といった種類のメレンゲもあります。メレンゲや、メレンゲを使ったスイーツ(レモンメレンゲタルトなど)はオーブンで焼いて作ることができます。では、さっそく作り方を紹介しましょう。
- ボウル
- ハンドミキサーか泡立て器
メレンゲを作るのはとても簡単と言えるのですが、実は、スイーツの飾りつけにちょうどいい、ツノの立つ硬さに仕上げるのにはコツがいることに注意しないといけません。
まずはじめに、ボウルに卵白を落とします。メレンゲは泡立てると容量がかなり大きくなるので、ボウルは大きいのものを使ってくださいね。また、卵は事前に冷蔵庫から出して常温に戻しておいてください。
次に、卵白に塩を加え、ハンドミキサーか泡立て器で、しっかりと泡立てます。ハンドミキサーを止めて持ち上げたときに、雪山の頂上のような形ができる硬さになるまで泡立ててください。
十分に泡立てたところで一度泡立てるのをやめ、2~3分そのままにしておき、ボウルの下のほうに泡立てきれていない卵白がないか確認します。もしドロッとした卵白がまだ残っていたら、さらに泡立てます。
つづいて、粉砂糖を少しずつ加えながら、粉砂糖がよく混ざるように泡立てます。粉砂糖ではなく普通の白砂糖を使う場合には、白砂糖の粒が消えて完全に溶けきるまでに、泡立てる時間が粉砂糖の場合より長めになります。
砂糖を全て加えたら、メレンゲがツヤツヤと輝いて、きめの細かなフワっとしたクリームの状態になるまで泡立てます。ハンドミキサーを止めて持ち上げたときに、ツノがぴんと立つ状態になってくるはずです。ちなみにヨーロッパではツノ(角)ではなく「小鳥のくちばし」の形と表現されるそうですよ。
最後に、バニラエッセンスかレモン汁を加えても構いません。さらに風味が増して美味しいメレンゲができますよ。
メレンゲ焼きを作る場合は、オーブンで低温(100℃~120℃)の設定にして、少なくとも1時間半は焼いてください。もしも、お使いのオーブンが扉を半開きにして焼けるタイプのものであれば、そうして焼いてください。より早くメレンゲを乾燥させることができます。
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- 理想的なメレンゲを作るコツをつかむまでには時間がかかるかもしれません。辛抱強く試してみててくださいね。