スペイン料理に欠かせない「ピスト」の作り方
「ピスト」「ピスト マンチェゴ」?何だか聞きなれない料理名ですが、スペインはカスティーリャ地方の料理で、伝統的な一皿のひとつです。その美味しさから広くスペイン全土に広がり、今ではスペイン国外でも「ピスト」と呼ばれ親しまれています。言ってみれば野菜を炒めたもの。通常、目玉焼きに添えたり、スペインソーセージや腸詰などに添えたりして食べられます。スペインの他の州でも似たような料理があります。カタルーニャ州で食べられている「サンファイナ」やバレアレス州の「タンベット」は「ピスト」とほぼ同じ料理です。おつまみの一品に、メイン料理のつけ合わせに、とても重宝する「ピスト」を家庭でも簡単に作ってみませんか。unComoがレシピと手順を手ほどきします。
材料:
必要なもの:
- フライパン
- 包丁
- 木のしゃもじ
従う手順:
まず、ピストのオリジナルレシピは、トマト、ピーマン、玉ねぎ、ズッキーニの4つの材料が基本です。他の野菜を使ってもまったく構いません。とにかく栄養をたっぷり含んだ、その季節の野菜を使いましょう。
最初にすることは、玉ねぎを切ることです。
次に、ピーマンを洗ってから包丁でふたつに割り、中の種をきれいに取り除きます。それから1センチ角程度に小さく切ります。
フライパンにオリーブオイルを入れ、中火にかけます。
オイルが熱くなったら、まず最初に玉ねぎを入れて、弱火にして炒めます。すぐに続けてピーマンを入れます。塩を入れて、木のしゃもじで野菜を返しながら、焦げ付かせないようにゆっくり炒めます。
ズッキーニをサイコロ状に切ります。ズッキーニは火の通りが早いので、玉ねぎとピーマンが少し柔らかくなったところでフライパンに加えます。
野菜が柔らかくなったところで、完熟トマトを加えます。トマトの皮が気になる場合は、前もって皮をむいておきましょう。
完熟トマトは、生のものでなくとも、スーパーなどで販売されているトマトピューレを使っても構いません。
弱火で数分間、フライパンの野菜を時々かき混ぜながら、それぞれの野菜のうまみがしみこむまで煮こみます。
スペインでは、この「ピスト」は目玉焼きと一緒に食べるのがもっとも一般的です。ご家庭では、いろんなお料理の付け合せに重宝します。冷たくても美味しく、しかも温かくても美味しい、手軽なのに万能なお惣菜です。
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アドバイス
- 安くて栄養価の高い、旬のもの、季節野菜をたっぷり使いましょう。